
がまんするインナーチャイルドと、鎧を着るインナーチャイルド
—あなたは、どちらの反応をしてきたでしょうか—

インナーチャイルドとは?
「インナーチャイルド」という言葉を、聞いたことがあるかもしれません。
インナーチャイルドとは、子どもの頃の感情や記憶、その時に身につけた反応パターンなど、内側に今も息づいている幼い自分を表す言葉、です。
大人になってからの生きづらさや、人間関係で繰り返してしまうパターンに、幼い頃の自分が関係していることは少なくありません。
傷ついたとき、人はみな同じ反応をするわけではなく、いくつかの守り方があります。
今日は、その中でも象徴的な二つ――
「がまんするインナーチャイルド」と「鎧を着るインナーチャイルド」について書いてみたいと思います。
もしかすると、どちらかにご自身を見るかもしれません。
傷つくと「内側に向かう」タイプ
がまんするインナーチャイルド

傷ついたとき、その痛みを外に出さず、内側に向ける人がいます。
・本音を飲み込む
・嫌と言えない
・相手を優先する
・自分が悪いと思いやすい
・波風を立てないようにする
こうした人は「いい人」に見えやすいかもしれません。
でもその奥には、傷つかないために、愛されるために、見捨てられないために、自分を抑えることで守ってきた反応があることがあります。
これは性格というより、幼い頃に身についた生きる知恵ともいえます。
傷つくと「外側に向かう」タイプ
鎧を着るインナーチャイルド

一方で、傷つくとエネルギーが外側に向かう人もいます。
・強くふるまう
・譲らない
・怒りで防御する
・コントロールする
・プライドが邪魔して素直になれない
一見、「がまんタイプ」と正反対に見えるかもしれません。
けれどこちらも、傷つかないための守りです。
・弱さを見せない
・先に構える
・攻撃される前に防御する
そうやって自分を守ってきた反応とも言えるのです。
これは単なる「わがままな性格」ではなく、幼い自分が編み出した防衛かもしれません。
どちらも、生き延びる知恵だった
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ここが大切なポイントです。
一方は従うことで守り、一方は戦うことで守ってきた。
方法は違っても、どちらも生き延びる知恵だったのかもしれません。
傷ついて、内側へ向かった人と外側へ向かった人。
反応は違っても、実は根っこにあるものはインナーチャイルドなんです。
性格である前に、反応ということも

大切にしたいのは、これを性格として決めつけないことです。
「気が弱いから」
「私は頑固だから」
ではなく、そうやって自分自身を維持し、生きてきたのかもしれないと、捉えられます。
つまりこれは、変えられない性格ではなく、ある時期に必要だった反応かもしれないのです。
そう見えたとき、少し自分への見方が変わるきっかけとなります。
癒しは、どちらかの自分を否定することではない
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がまんする自分を責めなくていいし、鎧を着る自分を悪者にしなくてもいい。
どちらも、守ろうとしてきた部分。
癒しは、それを無理に消すことではなく、その奥にいる小さな自分に、「本当はどうしたかったか」
気づいていくことから始まります。
ヒプノセラピーで扱うインナーチャイルド

「なぜ同じパターンを繰り返すのか」
「本当は何を抑えてきたのか」を丁寧に見ていくと、思いがけない理解や変化につながることがあります。
あなたは、どちらの反応に近いでしょうか。
両方の要素がある方もいるかもしれません。
こうした幼い頃に身に着けた反応は、頭で理解するだけでなく、深いところで見つめていくと少しずつほどけていくきっかけとなります。
私が行っているヒプノセラピーでも、こうしたテーマに触れることがあります。
ヒプノセラピーとはどんなものなのか、こちらの記事にもまとめています。
